
「ジオパーク」は、地球や大地を表すジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)をあわせた造語です。
科学的に貴重な、あるいは景観として美しい地形や地質を、①保全して後世に伝える、②教育と研究に活用する、③ジオツーリズム(地質見学旅行)による地域振興に活用することをその目的としています。
現在、ユネスコが支援する「世界ジオパークネットワーク(GGN)」には、ヨーロッパと中国を中心に18カ国57地域が加盟し、お互いの交流を通じたレベルアップが図られています。また、GGNの傘下として、各国内のみで完結する「国内版ジオパークネットワーク」には、9カ国14地域が加盟しています。
これまで、日本にはジオパークはありませんでしたが、平成20年12月8日に次の7つの地域が日本で初めて認定され、平成21年5月にはその7地域を正会員とする「日本ジオパークネットワーク(JGN)」が発足し、日本でのジオパーク活動が本格化することとなります。
◆アポイ岳(北海道)
◆洞爺湖有珠山(北海道)
◆糸魚川(新潟県)
◆南アルプス中央構造線エリア(長野県・静岡県・山梨県)
◆山陰海岸(鳥取県・兵庫県・京都府)
◆室戸(高知県)
◆島原半島(長崎県)
このうち、洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3地域は、日本からのGGN加盟候補地となっていて、その可否は平成21年の後半に決定する予定となっています。
●日本ジオパーク連絡協議会
●日本ジオパーク委員会
●日本地質学会ジオパーク支援委員会
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域により構成され、会長には糸魚川ジオパークの米田徹・新潟県糸魚川市長が選出されています。アポイ岳ジオパークもこのネットワークの一員として各地のジオパークと連携を図りながら、質の高いジオパークを目指すこととしています。
●ロゴマークとキャラクターができました
アポイ岳ジオパークのロゴマークとキャラクターができました。ロゴマークの色は、それぞれ太平洋とかんらん岩、アポイの花々をイメージしています。また、キャラクターは、アポイを形づくっているかんらん岩から生まれた「カンランくん」とアポイに咲くサマニユキワリと太陽をイメージした「
アポイちゃん」です。これからいろいろなところに登場しますので、どうぞよろしく。なお、様似町及び様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会では、アポイ岳ジオパークを広くPRしてもらう観点から、これらのマーク等を広く一般に利用してもらうこととしていて、手続きの方法については近くお知らせする予定です。
●ジオサイトマップを作成しました
アポイ岳ジオパーク内の見どころ(ジオサイト)を紹介するジオサイトマップを作成しました。 アポイ岳ジオパークでは、26のジオサイトを「かんらん岩が語るマグマの故郷と島弧の形成」「かんらん岩がつくる高山植物の希少性と自然環境」「海岸の奇岩がもたらした東蝦夷地の要衝」といった3つのテーマに分けて紹介しています。
※ジオサイトマップはこちら。
・ジオサイトマップ1PDF ・ジオサイトマップ2PDF
●21年度の取組みを協議しました
様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会(会長:坂下一幸様似町長)の平成21年度総会が21年4月14日、様似町中央公民館で行われ、21年度の取組として住民学習会やジオツアーを開催するほか、ガイドマップ・パンフレットの作成、サイトの看板の設置、ロゴマーク・キャラクターなどが承認されました。
また、総会終了後に、協議会の理事でもある北大大学院の新井田清信准教授が4月27日から5月4日にかけて台湾で行われる東アジアジオパークワークショップで、アポイ岳ジオパークをスライドで紹介する内容も披露されています。
●副知事にジオパーク認定を報告しました
アポイ岳ジオパークが日本ジオパークに認定されたことを受け、坂下一幸様似町長が平成21年2月25日(水)、洞爺湖有珠山ジオパークの山中漠壮瞥町長とともに北海道庁を訪れ、嵐田昇副知事に認定を報告しました。嵐田副知事は、両地域の取組みを評価されるとともに、北海道としても地域の活性化に向け応援していくことを約束されました。
●日本ジオパーク記念式典が行われました
平成21年2月20日(金)、東京・本郷の東京大学で日本ジオパーク記念式典が行われ、平成20年12月に日本初のジオパークに認定された7つの地域に、日本ジオパーク委員会の尾池委員長から認定証が交付されました。様似
町からは木下好和副町長が出席しています。 また、式典では、日本ジオパーク連絡協議会の米田会長(新潟県糸魚川市長)が日本ジオパークネットワークの設立宣言を行い、日本独自で特徴のある世界に通用するジオパークを誕生させていくことを表明しました。





左上:観音山展望台から、アポイ岳と並ぶ町の

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●地形・地質探索ツアーを行いました
地質の日の平成21年5月10日(日)、様似町内の海岸線をバスでめぐる「地形・地質探索ツアー」が行われました。今回のツアーは、日本ジオパーク認定後初めてのもので21名が参加。ガイド役の新ひだか町三石小・島田哲也教諭(元様似・幌満小教諭)の案内により、板状節理が見事な陸繋島のエンルム岬、冬島の穴岩、日高耶馬渓、幌満のかんらん岩採石場などをめ
ぐりました。参加者は、ルーペで鉱物を観察したり、露頭を身近で見ることで、町内には年代の異なるさまざまな岩石
や地質があることを実感していました。
●ジオパークに関する町職員研修を行いました
アポイ岳ジオパークの取組みについて、町職員の理解を深めるための研修会が平成21年3月6日(金)、様似町中央公民館で行われました。
研修には町職員約60名が参加し、担当職員よりジオパークの理念やネットワークの仕組み、具体的な運営方法などについての講義を受けました。講義の前にあいさつに立った坂下一幸様似町長は、「アポイは、どの学校の校歌にも出てくる馴染みある名前。そのアポイが世界的に貴重な幌満かんらん岩でできていることは大きな誇りであり、これを活用した個性ある元気な町をつくっていきたい。職員も観光客などに問いかけられたとき、自信を持って説明できるよう共通理解を図ってほしい。」と理解を求めました。
●様小6年生が「アポイの自然」の学習成果を発表しました
様似小学校(児童数247人)で地元の自然の学術的価値を理解する「総合的な学習~アポイの自然~」が行われ、その成果が平成20年12月19日、町立様似図書館視聴覚ホールで発表されました。
学習に取り組んだのは6年生の38人で、9月から約3カ月間にわたって学んできたアポイ岳の高山植物や幌満かんらん岩体について、パソコンを使って自ら調べた事柄や考えを披露しました。調べ学習は、野外巡検をはじめ、ビジターセンターなどでの聞き取り、図書館やインターネットでの検索などによりまとめられています。








